白木 みのる(しらき みのる)

「少年時代流しもやった珍念さん」

  

みやこ蝶々と白木みのる

当時の藤田まことと白木

 昭和37年にスタートしたテレビ番組『てなもんや三度笠』で一躍お茶の間の人気者になった白木みのるさん。藤田まこと扮するあんかけの時次郎と珍念役の白木さんは、長短のコントラストもおもしろく、絶妙のコンビだった。
 番組は6年間で309話、最高視聴率64.8%を記録した。大ヒットの影には数々の新しい試みがあった。収録は大阪のホールで公開録画、舞台の上もそれまでの書き割りをやめてセットを組み、ストーリーも今までのドタバタのお笑いから歌、踊り、そしてアクションありと画期的なものだった。演じる方もすべてが初めてで、かなり戸惑ったという。
 そんな白木さんは、少年の頃歌手を志した事もある。また各地ののど自慢に出場したり、歌謡ショーの少年一座を組み、巡業にも行った。現在は北島三郎さんの舞台に出演したり、大阪の自宅を陶芸教室にして、近所の生徒さん達と陶芸を楽しんでいる。


プロデューサーズメッセージ

S.30年代はテレビの創世期。当時、藤田まことさん・白木みのるさん
コンビによる「てなもんや三度笠」は、一世を風靡した。
 日曜夜6時は、テレビの前に釘付けだったことを思い出します。 
 


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